2025年1月16日
雨漏れの原因にはその車両によって様々ありますが、ハッチバックタイプの車に多く見られるのがルーフからの雨漏れです。これは画像に記した通りルーフとサイドパネルが重なり合った部分からの雨漏れです。本来この部分にはコーキングが施されており漏れることはありません。ハッチバック系の車はリアゲートの開け閉めや、ボディーの捻じれでこの部分に負担がかかり、更に経年でコーキングが劣化して硬化してしまいひび割れが生じます。
ひび割れ部分から室内に侵入した水は、スペアタイヤのスペースに溜まったり、前側に流れて行ってフロアカーペットを濡らしたりします。
今回修理工程の画像はありませんが、作業内容としてはひび割れている部分の古いコーキングを削り取り、新たにコーキングを施します。車のボディーにとって水気はあまりいいものではありません。錆の原因になってしまい車の寿命を短くしてしまいます。またカビの発生原因にもなります。運転する方、乗車する方の健康面にも影響するかもしれません。車の構造上仕方のない症状ではありますが、リアゲートを開けたときにルーフ部分がひび割れてないか、スペアタイヤスペースに水が溜まってないか、フロアカーペットが濡れてないか、洗車、室内清掃のついでにチェックしてみてはいかがでしょうか。